糖尿病診療上の運動代替療法 | ||||||||||||||||
私達末端の開業医に受診され、継続して何年も診療されている患者さんは、色々な身体的 経済的 時間的 その他の諸事情あり、有名大病院志向から取り残されたというか、落ちこぼれた患者さんたちです。普通に教育入院等可能な患者さんはほとんど大学病院等大病院志向であり、そこに登録され通院或いは入院していることが多い。運動しろ体をもっと動かせと言われても、運動など出来ない・寝たきりとか半身麻痺とか、移動も満足に出来ない患者さん達を私は診ています。又大病院で長期間診てもらっていても一向に改善しない患者さんにこの療法を1年〜14年継続された数名のHbA1cとTGの推移をグラフ上で示します。 【対象と方法】アレルゲンエキス5種(ハウスダスト・猫毛屑・ダニ・カンジダ・スギ花粉又はカモガヤ又はブタクサ)各々に希釈液を用い超微稀釈し、ノイロトロピン注射薬の計6種を、皮内に別々に4mm前後のクワデルを作ります。方法は皮内テストと同じです。局所の発赤計測はしません。直前直後の気分・血色・身長・眼裂の変化等全身状態の変化を観察します。この療法を約2週間毎に往診もし、継続させますが、この継続も中々持続困難ですが継続させています。 【結果】HbA1cとTGは直後少し上昇することもありますが、徐々に下降します。体の調子も良くなってきます。この療法がインシュリンの働き及び注射による糖の燃焼を経ないで、直接TGを燃焼させるトリガーになります。運動の代替になります。運動などまったく不可能な寝たきりの人にも運動の代替になります。 【結語】糖尿病の最終治療はインシュリン注射と考えている医師も患者もインシュリン中毒に陥っているといえます。この療法は糖尿病性3大合併症にも対応できます。又3大合併症の予防にも更に糖尿病そのものの予防にも役立ちます。解糖系とは別なAMPキナーゼ活性化による遊離脂肪酸分解によるエネルギー産生により、運動した時と同じ状態、になり、LDL-Cを酸化LOLにさせない、最も効果的な抗酸化作用を発揮するcounter・irritant therapyだと確信します。 |
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