学会発表抄録
16.第48回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会                       

鬱病を形から変える治療
(矢追インパクト療法)

山脇診療所  山脇 昂

【目的】幾ら内服薬を服用しても、口の渇きと頭のぼんやり感、倦怠感・眠気等でなんの意欲も出なく、ただただ時間の経過による治療(時間治療)に身を任せておくしかない鬱病に、形(姿勢)から変える治療は、現在世界中誰も考えていないし、思いついてもいない。
これを矢追インパクト療法で治療できる。一切の内服薬を必要としないが、希望すれば、服用を兼ねていても良い。

【対象と方法】アレルゲンエキス数種を別々に希釈液(トリイ)を用いて1兆倍前後に希釈し、別々に数十個皮内注射をする。
注射直前直後の表情・眼力(めじから)・血色の変化を写真に撮る・身長測定をやる。敏捷度・意欲・やる気度・睡眠障害の解消度等なかなか客観的数値的測定できないが、注意して観察する。
付添の人達が居ればその人達が変化に気付く。

【結果】まだ症例数は少ないですが、少なくとも長期間の内服療法よりは、積極的で効果的です。
副作用は蚊に刺された時の、短時間の痒み程度です。

【考察】形を変えるのは整形外科の得意とする療法です。
しかし牽引しても、マッサージしても、電気をかけても姿勢は概ね変わらない。だから自分のやった治療法に対して、自信が持てない。
直前直後の表情・血色の変化を写真に撮る・身長測定をやるなどは全く考えられていないのが現状です。
この療法は筋肉中の脂肪分を直接燃焼させ、体を温かくします。全身運動をしているのと同じになります。糖尿病に最もよく効きます。インシュリンを注射しても体は温かく感じません。糖を燃焼させても今以上に体は温かくなりません。インシュリン療法と比較して、勝るとも劣らないでしょう。

【結論】世界中で自殺者も急増している鬱病治療に、はかばかしい効果の期待できない内服薬ではなく、姿勢を矯正する、形から変える療法を提案しました。